どうにかして状況を把握するため、前に進みたくても もはや身体が言うことを聞かない 上空には櫂国のヘリ 何となく ほんの微かだけど ここでようやく今の状況が飲み込めてきた 私たちの国が勝ったんじゃない 勝ったと思わされていただけ これも全部 湊の計画の内だったんだ ふいに空気をかすめる音が聞こえる 咄嗟に姿勢を低くすると 飛んできた銃弾 「…湊? 湊だよね?」 後方に 人の気配を感じる 「ばれた?」 「これ… どういうこと?」