部屋の中から 乾いた笑い声が聞こえた その声に はっきりとした確信を持つ ねぇどうして どうして こんなこと… 全身が震えていた 信じたくない 信じることなんて出来ない そうでしょ? 「…湊」 目の前にいる湊は 私の知らない湊 返り血を浴び 笑顔を浮かべている彼の瞳が ゆっくりと私を捕らえる