Black Light


--どうしよう


もし今ここに私たちがいることが上層部に知れたら

絶対に殺される



湊も同じことを思ったのだろう


私を掴んでいた腕に更に力をこめ

部屋の奥へと進んでいく



「ちょっと…
湊?」


「いいから黙ってろ」



ちょうど廊下から死角になるところに私を押し付け

その上から湊が覆いかぶさった


耳に湊の息がかかり

目の前には湊の顔