当初は綾乃による侵入を知りつつも、祥吾はあまり気に留めていなかった。 しかしある日の事、珍しく自分で買ったネクタイが、見るも無惨に切り刻まれ、捨てられてるのを見付けてしまった。 女性からの贈り物だとでも思ったのだろうか? 綾乃と別居生活を始め、ようやく安息の日々を送り始めていた祥吾に、またもや起きた忌まわしい出来事。 これに激高した祥吾は、直ちに綾乃の実家に向かった。 そして彼女に 「一体どういうつもりか」 と強い態度で詰め寄った。 それに対し、綾乃はただ泣くばかりであった。