やはり世間でも休みの人が多いのか、冴子が乗り込んだ電車は普段よりも割合すいていて、運よく座る事ができた。 久しぶりに座って乗る電車、目を閉じて揺られながら、冴子はぼんやりと真理江の容態を気にしていた。 「真理江、明日は来られるのかしら……」 自他ともに認める程の世話焼きな性格の持ち主である。 このところ祥吾も忙しくしていると聞いたし、一人暮らしである真理江の様子がやはり気にかかった。 .