「ねぇねぇ、真知子ちゃんって呼んでいいよね?私の事はチヨちゃんて呼んで!」


………ハァ。友好的なんだか何なんだか。
女の考えていることはさっぱり分からない。って私も女か。


「今、私社会勉強の為にここの飲食店でバイトしてるの。また後で来てね!」


そう言ってハゲ天使2号…チヨちゃんは行ってしまった。
………社会勉強て。


「ぶえくしゅっ」


「おい、修司とその仲間たち。行くで!」


………たち?てか行くってどこへ?


「千代子のバイト先や」


「何故?」


「アイツ今、ストーカーにあっとんねや。そいつ捕まえる為に俺はここにおんねん」


新事実ですね。
私達はチヨちゃんのバイト先へと向かった。


私達は飲食店へ入り、チヨちゃんがお冷やを持ってきた。


「いらっしゃいましたか?」


聞かれても。


「では、注文をくりかえしま。」


いやいや、まだ注文してないから!!


「そこは、『ご注文はお決まりでしょうか』だよ」


大和くんが言う。
てか小学生に言われてどうすんだよ。


「お前やる気あんのかぁ?」


………S発動。


「顔が良けりゃええってもんちゃうぞ」


また慎一さんは貧乏揺すりを始めた。


「すみません…」


チヨちゃん落ち込んでるじゃん。


「やめちゃまえ!!」


……どこからか聞こえる気持ち悪い声。
声の主は…チヨちゃんのストーカーだった…。


「落ち込んぢゃでわないかぁ!!」


……なにコイツ…。