「………え?それで終わり??」


由梨は目をパチクリして私達を見た。


「え、だって真知子、したって言ってたじゃん」


由梨は少し混乱していた。


「私、気失ってる間に犯されたんです…」


修司くんは申し訳なさそうに私を見た。


「奥さん、辛かったね」


慎二くんはみのもんた風に聞いてきた。


「でもね、奥さん…その事から逃げてちゃ駄目。ちゃんと向きあわなきゃ」


みの慎二は哀れんだ目で私を見る。


「でも、私初めてだったんです」


私は泣く振りをする。


「お前らしょーもない芝居してんちゃうぞ!」


慎一さんは机を蹴った。私達のみのもんたごっこは終わった。


「何で修司くん、真知子が気失ってる間にしたのよー」


由梨は少し怒り気味で言った。


「え、だって始めは気づかなかったんだもん。……それにすでにビンビンだったし……」


私は修司くんの頭を叩いた。


「大丈夫、真知子ちゃん。後処理はちゃんとしといたから!」


そうゆう問題でもなかろうが!!


「やっぱ血出たんだ?」


由梨は、少し気分を戻してジュースを飲んだ。


「なんやそれ。なっさけねぇ男やな」


慎一さんが口を開いた。


「修司、俺が正しいメイクラブの仕方教えたるわ」


………どうせロクなもんじゃないでしょ。


「とりあえず、縛れ!!話はそれからや。」


………やっぱり。