私は唾を飲んだ。ここで嘘をついてもそのうちバレる。私はそう悟った。


「…はい、しました」


私の答え。
あの日、修司くん風邪ひいていたのにもかかわらず…。


次の日私は風邪をひいた。


「んじゃあ、真知子の開通祝いに大晦日、慎二の家に集まらない?年明けたら皆で神社行こう!」


……開通って……


「でも慎二くんの両親に迷惑じゃないの?」


「それなら平気。慎二ん家両親共警察官だから年末年始は家にいないの」


警察官!すごいんだねぇ。


「分かった。じゃあ修司くん誘っとく」


私はそう言って電話を切った。


大晦日…何も起こりませんように…。
私はそう願った。



年末になり、私は慎二くんの家に向かった。
道が分からないので由梨と一緒に。


しばらく歩いていると家が見えてきた。
慎二くんの家は大きくて、中はとても広かった。


……って、何でケツ子がいんのよ!!


「あ、真知子ちゃん。来てたのぉ?」


……馴れ馴れしく呼ばないで。


「真知子ちゃん、アタシぃ、おソバ持ってきたの。一緒に作らない?」


そんなんナベにほおりこんどけばいいじゃんよ。


「真知子ちゃんと作りたいのぉ」


そう言ってケツ子は私の腕をつかんだ。


……何故腕をつかむ?


「あの、近いんだけど…」


「いいじゃない~!私と真知子ちゃんの仲なんだしっ」


…は?


「ねっ?」


そしてケツを触られた。


……ヤられる!!
私は一目散に逃げた。


「え?真知子どこ行くのー?」


由梨が私を呼ぶが気にしない。


「柏原は、男も女も両方イケルんやって。」


……はてしなくキモイ。