しばらくして、料理が運ばれた。


「うっわぁ~。美味しそう!」


……………。


修司くんは目が虚ろ。……生きてる?


「ぃただきます……」


え??何て??声ちっちゃ!!


本格的に風邪をひいてしまったのだろうか。
私は修司くんのオデコに手をやった。


「………あつっ」


本当に熱い。修司くんはそのままゴロンと寝ころんだ。
とりあえず、料理は下げてもらい、布団をしいてもらうことにした。


「修司くん大丈夫?」


「だぃ…じょ……ぶぇぇっくしょい~!ちくしょうめ~」


……おっさんかよ。


「あ、薬もらうの忘れてた。もらってくるね。」


「駄目!!」


修司くんは私の腕を掴み、首を横に振った。


「親父が、薬には手出すなって…ゴホッ」


そりゃ違う薬だよ!!


「修司くんに真知子ちゃん。今広場で楽しい事やってんぞ…」


おじさんが勝手に入ってきた。


「なにやってんの?」


「修司くんが風邪引いちゃって」


私がそう言うとおじさんは、にやっと笑った。


「お医者さんごっこか!俺も混ぜてくれ!!」


………違います!!


「真知子センセー。診てくださーい。」


……服を脱がないで下さい!!