ケツ子はまたケツをプリンといわせた。


「帰れ!」


私は叫んだ。その辺に生えてる草をぬきとっては投げつけた。


「な、なんなのぉ。この子!…行こっ修司くん」


二度と来るな!


本当は二人で帰らせるのは不安だけど、それ以前に私は掃除当番で掃除をしなければいけない。
でも、さっき投げた草が地面一面に広がっている。


「前川!お前何やってんだ!!」


やばっ!


私は先生にこってりしぼられた。


掃除が終わると私は、由梨に電話した。


「もしもし?由梨?そこに慎二くんいる?」


今日は放課後デートだと知っていた。


「うん、いるけど。」


「お願い!代わって~」


「もっこりもこみちぃ?真知子ちゃんどぉしたのー?」


…そのアイサツ今若者の中で流行ってんの?
…私も若者か。ってそんなこたぁどーでもいい!!


「ケツ子!アイツなんなの!?」


私はあの女の事を勝手なアダ名で言った。


「ケツ子ぉ??」


もちろん、慎二くんが分かるハズがなかった。


「今日修司くんと校門の所にいたの!ケツプリンってさせて、乳がボーンて…」


自分でも何言ってんのか分かんないや。


「ああ、柏原の事かぁ」


…分かるんだ。


「『ケツ子』はエエなあ。俺らの中では『自意識過剰女』で通ってるけどなあ」


………自意識過剰女??


「顔可愛くもないし、モテるわけではないねんけど、乳でかいから男がよってくんねん。乳目当てで。本人、自分がモテるって本気で思ってる」


………きぃっしょ~。


「柏原由紀や。アイツ修司の事気にいってんねん。絶対モノにしようとおもってんで」


…………渡すかぁ!!
私は、燃えていた。