被害妄想彼氏

「なんや?もう帰ってきたん?」


「うん……」


「修司と狭子は?」


「知らない!」


私の声に、慎二くんはビクッとした。


「すぐ戻ってくるやろ。真知子。朝ご飯」


目の前には、美味しそうな朝食が。


「え?これ慎一さんが作ったんですか?」


「そやで」


料理上手いんだ……


「料理上手な男って、イイよねぇっ」


ケツ子の目はハートマーク。


「美味しい~」


チヨちゃんもメロメロ。


「おう。残すなよ。残したら殺すからな。」


…………。


「ねぇ、真知子。修司くん遅いけど、どうしたの?」


もうお昼過ぎ。修司くんと狭子は帰ってこない……


「知らないよ。二人でイチャついてんじゃないの?」


私はちょっとイラついていた。


「なぁ、今日千日前まで行かへん?お笑いのチケット取ってん」


おぉ、いいね。


「でも二枚だけやから、ジャンケンで勝った二人な。」


ジャーンケーン………


ポン。


…………………え?
私と……慎一さん?


嫌な組み合わせだなぁ……。


「いいな~。真知子ちゃん。」


……あ、じゃあ譲ろうか?


「んじゃ、真知子行くで。」


え、そんな…………


私は慎一さんに手を引っ張られ、皆より先に二人で千日前へ向かった。
その後しばらくして、修司くんが帰ってきたらしい…。