「もぅー!!!!!もっと早く言ってよぉぉ!!!」 キス魔と発覚した葉瑠。 でもその本人は…… 「あれ??皆どうかした? 俺の部屋集まって…」 アタシにキスした記憶もなく実に清々しい朝を迎えていた。 玲音の補足説明によると、キス魔になっている時の事は、全て葉瑠の記憶から無くなるらしい…。 ――なんて悪質なんだろう? そんなアタシは苦笑いする事しか出来なかった……。