幼なじみ〜first love〜


絢音は俺の肩にもたれかかった。




「今日は…星いっぱい見えるね……」




「……そうだな」




真っ暗な部屋の大きな窓からは、まるでプラネタリウムのようにたくさんの星が輝く。




「小さい頃…よくこうして2人で星見てたね…」




「ふたつ星…だっけ?」




「そうだよ…けど、今日みたいに、こんなにたくさんの星が見えてたら…見つけられないな…」




一瞬、哀しげな瞳をした絢音を俺は見逃さなかった。




「蒼……キスして」




少し潤んだ


どこか哀しげな瞳





俺は、絢音のおでこにそっとキスをおとした。




「もっと…いっぱい……いっぱいキ…ス……」




絢音の柔らかい唇を、唇で塞いだ。




何度も何度も




見つめ合っては……キスをした




「………蒼」




愛しい絢音の声




「………蒼…っ」




俺の名を呼ぶ

この愛しい声の為なら




俺は何だって出来る気がした




この想いはずっと


ずっと変わらない




昔からずっと……




そしてこれからも……







俺たちは愛し合った




深く…激しく…何度も何度も……










絢音の身体を




愛で撫でて




愛で吸い付くして




絢音の全てを愛した……―――。