幼なじみ〜first love〜

夕飯は、退院したばかりの俺に、消化の良さそうな卵雑炊を作ってくれた。




絢音とテレビを見ながら笑ったり




一緒に風呂に入ったり




膝枕をして


お互いの耳かきをし合ったり




幸せな時間はあっという間に過ぎていった…。




俺は、ベッドの上に座り、タバコに火をつけた。




「絢音…今日、泊まってくだろ?」




「うん」




「いつになく積極的だな、おまえ(笑)」




「ちょ…蒼のバカ!変態っ」




絢音が照れて、頬を赤く染めた。




「蒼、まだタバコはダメっ!!」




「…わかったよ」




俺は、灰皿にタバコの火を押し付けた。




「………絢音」




「なによ…っ」






こいつの


そういうとこがまた可愛い






「おいで……」




「………うん」






素直じゃないようで




急に素直になる






「……好きだよ」





絢音は、ベッドの上に座る俺の肩に寄りかかった。