声が出ると、蒼に打ち明けたのは
蒼にわからせる為
蒼がいなくなったら
私は生きてる意味なんて
ないんだってこと
いつ捨てられるか
不安に怯えているより
自分で行動して
早く蒼を
確実に手放さないようにしようと考えた
旅行で遊也くんに
密かに睡眠薬を飲ませた
絢音ちゃんを雪山に行かせて
眠っている蒼を起こして
助けに行かせた
蒼と絢音ちゃんを2人きりにさせた
2人はきっと…結ばれる
それまでの2人を見ていて
確信があった
蒼はきっと
絢音ちゃんを選ぶ
そしたら蒼は
私に別れを言い出すことも
すべて計画通りに行った
早く確実に
蒼を手に入れたかった
蒼が私に別れを言い出したら
私の勝ちだった
蒼は私から二度と離れることはない
言葉は
ただひとつ…
“沙羅も、いなくなればいいの…?”
私の目的は
それだけだった
“蒼が二度と、私のそばから、離れないようにすること”
その為に今まで行動してきた
蒼のお母さんや
私のパパが死んだのは
蒼は自分のせいだと
思ってる
彼は自分をずっと
責め続けて生きてきた
罪の意識から
彼の心の奥には
あるモノが潜んでしまっていた
私はそれを知っていた
蒼にわからせる為
蒼がいなくなったら
私は生きてる意味なんて
ないんだってこと
いつ捨てられるか
不安に怯えているより
自分で行動して
早く蒼を
確実に手放さないようにしようと考えた
旅行で遊也くんに
密かに睡眠薬を飲ませた
絢音ちゃんを雪山に行かせて
眠っている蒼を起こして
助けに行かせた
蒼と絢音ちゃんを2人きりにさせた
2人はきっと…結ばれる
それまでの2人を見ていて
確信があった
蒼はきっと
絢音ちゃんを選ぶ
そしたら蒼は
私に別れを言い出すことも
すべて計画通りに行った
早く確実に
蒼を手に入れたかった
蒼が私に別れを言い出したら
私の勝ちだった
蒼は私から二度と離れることはない
言葉は
ただひとつ…
“沙羅も、いなくなればいいの…?”
私の目的は
それだけだった
“蒼が二度と、私のそばから、離れないようにすること”
その為に今まで行動してきた
蒼のお母さんや
私のパパが死んだのは
蒼は自分のせいだと
思ってる
彼は自分をずっと
責め続けて生きてきた
罪の意識から
彼の心の奥には
あるモノが潜んでしまっていた
私はそれを知っていた



![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)