「沙羅に誘われて、勢いで返事しちゃって…でも4人で予約したからキャンセル出来ないって言われて……」
事実なのに、なんだか言い訳がましく聞こえてしまうと自分でも感じていた。
「まぁ…絢音がスノボーなんて出来そうにないしな…絢音が勝手に宿を予約したっちゅーのも怪しいなぁとは思うててん…」
遊也はあたしの頭をポンポンと優しく撫でてくれた。顔をゆっくりと上げると遊也はいつもの優しい顔で笑っていた。
「怒ってないの…?」
「それよりおまえ…沙羅といつの間に仲良くなったんや…まぁええわ」
「遊也…誤解しないで欲しいの…別に蒼に会いたいとかそういうんじゃないから。ホントだから…」
いちいち言うのも逆に変かもしれないけど、遊也にはちゃんと言葉で伝えなくちゃダメだって思ったから。傷つけてしまう前に…。
「絢音がそぉ言うんなら、俺は信じるで?」
あたしの肩を抱き寄せ、遊也の顔が近づいてくる……
目を閉じたら、左のまぶたの上に優しいキスがおとされた。
事実なのに、なんだか言い訳がましく聞こえてしまうと自分でも感じていた。
「まぁ…絢音がスノボーなんて出来そうにないしな…絢音が勝手に宿を予約したっちゅーのも怪しいなぁとは思うててん…」
遊也はあたしの頭をポンポンと優しく撫でてくれた。顔をゆっくりと上げると遊也はいつもの優しい顔で笑っていた。
「怒ってないの…?」
「それよりおまえ…沙羅といつの間に仲良くなったんや…まぁええわ」
「遊也…誤解しないで欲しいの…別に蒼に会いたいとかそういうんじゃないから。ホントだから…」
いちいち言うのも逆に変かもしれないけど、遊也にはちゃんと言葉で伝えなくちゃダメだって思ったから。傷つけてしまう前に…。
「絢音がそぉ言うんなら、俺は信じるで?」
あたしの肩を抱き寄せ、遊也の顔が近づいてくる……
目を閉じたら、左のまぶたの上に優しいキスがおとされた。



![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)