だから…お願いです
私に勝たせてください
もう少しで
蒼は
私だけのモノになります……――――。
この日も、星がたくさん空で輝いていた。
一つの同じベッドで眠るようになった、私たち……
“おやすみ”
を言って眠るその瞬間、
繋いだはずの
手と手……
真夜中になると、その手が離れていることを
私は知っていた。
隣で眠っている私を
起こさないように、
君は…
そっと繋いだ手を放すの……
私は気づかないフリ…
寝たフリをしてる……
毎晩のように……
蒼は、音を立てないように
そっとベッドを降りて、
部屋からベランダに出るの。
今日みたいに
星が綺麗な夜も…
星の見えない夜も…
毎晩のように……
夜空を見上げて
涙を流してる……―――。
私に勝たせてください
もう少しで
蒼は
私だけのモノになります……――――。
この日も、星がたくさん空で輝いていた。
一つの同じベッドで眠るようになった、私たち……
“おやすみ”
を言って眠るその瞬間、
繋いだはずの
手と手……
真夜中になると、その手が離れていることを
私は知っていた。
隣で眠っている私を
起こさないように、
君は…
そっと繋いだ手を放すの……
私は気づかないフリ…
寝たフリをしてる……
毎晩のように……
蒼は、音を立てないように
そっとベッドを降りて、
部屋からベランダに出るの。
今日みたいに
星が綺麗な夜も…
星の見えない夜も…
毎晩のように……
夜空を見上げて
涙を流してる……―――。



![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)