幼なじみ〜first love〜


“あの女の子だれ?”


“絢音ちゃんだよ。あたしゼミが一緒だから”


“彼氏ちょーヤバい!カッコよすぎる〜いいなぁ〜”


“まぢタイプなんだけどぉ!”




周りが騒ぐ中でも、遊也はあたしを離さない。




「んふふ…ラブラブね。あんたたち」




美々ちゃんは、こぼれたジュースを拭きながら、あたしたちを見てイタズラに笑う。




「美々っ!久しぶりやん…」




遊也は、やっとあたしの身体を離した。




「さっきからいたけど?遊也は絢音しか見えてないもんね?場所をちゃんと、わきまえなさいよ…ったく…」




美々ちゃんは、遊也の腕を軽く殴った。




「なぁ美々…絢音持ってってええ?」




「どぉぞっ」




笑顔で答える美々ちゃんを見て、遊也はあたしの腕を掴み歩き出す。




「ちょっ…遊也っ!あたしまだレポートが…」




「絢音の分もやっとくから、楽しんでおいでーっ」




遊也は美々ちゃんに手を振り、その場であたしの身体を軽々と持ち上げた。




「な、何すんの?恥ずかしいから…やめてーっ!」




そりゃあ皆見るよ…


大学内でお姫様抱っこされてんだもん……




かなり目立つって。




「ほんなら…おとなしく、俺について来るんやな?」




イタズラに笑う彼を

やっぱり憎めない




可愛いい人