幼なじみ〜first love〜

バタン…ッ…―――




俺は、ベッドの上に倒れこんだ。




ごめん…沙羅




今日だけは

ひとりになりたい……




枕に顔をうずめ、再び静かに涙を流した…――




「……絢音…」




もう二度と逢わなければ




おまえを

忘れられる……―――




一緒にいた日々も

愛し合った過去も




全て忘れられるって




何でそんな簡単に

思ったんだろう……




おまえの為に

別れを選んだはずだった




絢音を

幸せにしたかったから




何も知らぬまま

幸せになって
欲しかったから…




自分の気持ちなんて

どうにかなると思っていた




世界で一番

絢音を愛してるから……




けれど、会えない時間が

増えていけば行くほど




絢音への愛は

大きくなるばかりだった




逢いたくなる気持ちを

抑えきれなくなる自分が




怖かった……




頭ではわかっているのに

心がついていかない




好きだよ

絢音………




本当は誰にも

渡したくなんかねぇよ




嫌だ

嫌だ

嫌だ




本当は

渡したくなんかない




あの時




遊也が来なかったら




俺は絢音の泣き顔を

抱き締めてた