「…絢音……」
「でも…蒼がそう決めたなら、それが運命だって蒼が言うなら…あたし…従うよ」
絢音は、自分で涙を拭った。
「あたし…蒼が幸せならそれでいい。蒼が幸せなら、あたしも幸せだから…」
予想していなかった絢音の言葉に、俺は動揺していた。
「もう…逢いに来たりしない…。これで最後にするね…。沙羅さんと幸せにね…」
「……あぁ」
「バイバイ…蒼っ!大好きだったよ…本当に…これで…バイバイっ!」
絢音は、俺に背を向けて歩き出した。
これで…よかったんだ
俺はずっと
こうなることを望んでたんだから……
よかったんだよ……
俺がそばにいたら
絢音は幸せになんてなれねぇんだから……
こうするしかなかったんだろ…?
なぁ……俺
追いかけたらダメだ
ここで追いかけたら
何もかも…
頭では
わかっていたのに
俺はいつの間にか
走り出していた……―――。
「でも…蒼がそう決めたなら、それが運命だって蒼が言うなら…あたし…従うよ」
絢音は、自分で涙を拭った。
「あたし…蒼が幸せならそれでいい。蒼が幸せなら、あたしも幸せだから…」
予想していなかった絢音の言葉に、俺は動揺していた。
「もう…逢いに来たりしない…。これで最後にするね…。沙羅さんと幸せにね…」
「……あぁ」
「バイバイ…蒼っ!大好きだったよ…本当に…これで…バイバイっ!」
絢音は、俺に背を向けて歩き出した。
これで…よかったんだ
俺はずっと
こうなることを望んでたんだから……
よかったんだよ……
俺がそばにいたら
絢音は幸せになんてなれねぇんだから……
こうするしかなかったんだろ…?
なぁ……俺
追いかけたらダメだ
ここで追いかけたら
何もかも…
頭では
わかっていたのに
俺はいつの間にか
走り出していた……―――。



![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)