「これからもずっと…俺のそばにいて…?」




泣きながら、小さく頷くことしかできなかった…




「美々を…大切にするから……」




「あたし…ケンの為に何もしてあげてない……」




「美々がそばにいてくれるだけで…俺は幸せなんだけど……」




「そんなのあたしもだよ…っ?けど…あたしもケンに何かしてあげたいよぉ…」




ケンの身体にしがみついた。




「じゃあ…俺ん家来る?今日は美々と離れたくねぇんだけど……」




「……うん///」




世界で一番

大好きな君を




世界で一番

幸せにしてあげたいから




絶え間ない愛を

君にあげるから……




星たちが輝く

夏の夜空の下




手を繋いで、あたしたちはケンの家へと向かって歩いていく。




「あっ!!」




「いきなりどーしたんだよ?美々…」




「絢音…どぉしたかな」




あたしは、その場に立ち止まる。




「絢音っちがどーかしたのか?」




「今日…蒼くんに会いに行くって言ってたから…」




「はっ?蒼のヤツ、行方不明じゃねぇーの?」




ケンも驚いた顔で、立ち止まった。




そうだよね……




やっぱケンも

蒼くんのこと知らなかったんだ……