玄関に入ると、家中が真っ暗だった。




夜なのに、電気もつけないで…どうしたんだろう…?




「…ママ……?」




真っ暗な廊下を歩きながら呼ぶが、返事はない。




「…ッつぅ…!」




突然右足の裏に痛みを感じた。




何か…ガラスの破片でも踏んだ…?




様子がおかしいと思い、あたしはリビングへと急いだ。




パチッ…―――




暗闇の中、リビングの部屋の電気を手探りでつけた。




目に入ってきた光景は…




とても信じられないものだった………