翌日、休み時間に教室で英語の宿題をやっていた俺の席に女がやってきた。
「あーおくんっ!」
この見覚えのある女……誰だっけ?
「えっと…」
俺が言葉に詰まって困っていると、その女は後ろに持っていた小さな紙袋を俺の前に差し出した。
「これね、昨日のお礼っ」
あぁ…昨日俺とぶつかったカラコンの女か…
「んで…何これ?」
「お弁当作ったのぉ〜。蒼くんにお礼がしたくて…」
女は満面の笑顔で言った。紙袋の中には青色の弁当箱が入っていた。
「お弁当って…俺、何もしてねぇよ?」
「ううん…すごく助かっちゃった〜。栞ねぇ、料理得意な方なんだっ!だから食べて?」
昨日とは別人のように声が高くなっているこの女。
一言で言うと、すげぇ…ブリッコ。
俺は…コイツ苦手だ…。
「あーおくんっ!」
この見覚えのある女……誰だっけ?
「えっと…」
俺が言葉に詰まって困っていると、その女は後ろに持っていた小さな紙袋を俺の前に差し出した。
「これね、昨日のお礼っ」
あぁ…昨日俺とぶつかったカラコンの女か…
「んで…何これ?」
「お弁当作ったのぉ〜。蒼くんにお礼がしたくて…」
女は満面の笑顔で言った。紙袋の中には青色の弁当箱が入っていた。
「お弁当って…俺、何もしてねぇよ?」
「ううん…すごく助かっちゃった〜。栞ねぇ、料理得意な方なんだっ!だから食べて?」
昨日とは別人のように声が高くなっているこの女。
一言で言うと、すげぇ…ブリッコ。
俺は…コイツ苦手だ…。



![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)