「……別れるしかないよ、あたしたち…」
“絢音…気持ちはわかるけど、親のせいで俺らが別れるなんて耐えらんねぇよ”
「あたしだって…最初はそう思った…。けど…」
だけど……
「あたしたち、兄妹かもしれないんだよぉ…!?」
“…はっ?おまえ…何言って…”
「パパが、おばさんからそう聞いたって…」
もしかして…それは知らなかった…?あたしなんてことを…
“俺が…絢音の父ちゃんの子…?”
蒼は、パパと蒼のお母さんの関係は知っていたけど、それ以上のことは何も知らなかったんだ。
「あたしたち…愛し合っちゃいけなかったんだよ……」
幼なじみとして出逢ったけど
あたしたち
血の繋がった
兄妹だったんだから……
“絢音…気持ちはわかるけど、親のせいで俺らが別れるなんて耐えらんねぇよ”
「あたしだって…最初はそう思った…。けど…」
だけど……
「あたしたち、兄妹かもしれないんだよぉ…!?」
“…はっ?おまえ…何言って…”
「パパが、おばさんからそう聞いたって…」
もしかして…それは知らなかった…?あたしなんてことを…
“俺が…絢音の父ちゃんの子…?”
蒼は、パパと蒼のお母さんの関係は知っていたけど、それ以上のことは何も知らなかったんだ。
「あたしたち…愛し合っちゃいけなかったんだよ……」
幼なじみとして出逢ったけど
あたしたち
血の繋がった
兄妹だったんだから……



![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)