「……ケンちゃん…どうして…?」
部屋のドアの所に立っていたのは、ケンちゃんだった。
「…おまえら……」
ケンちゃんは、軽蔑したような冷めた目であたしたちを見つめた。
「…早く…服着ろ……」
バタンッ――!!
そう言って、ケンちゃんは勢いよく、部屋のドアを閉めた。
「こんな朝から何で来んねん…」
遊也は、自分の金色の髪をぐしゃぐしゃと掻き回した。
「ごめんね…」
「何でおまえが謝んねん…。いつかはケンたちにも話さなあかんやろ…」
「うん……」
わかってたのに
こうなる覚悟で
あたしは裏切ったのに……
何でこんなに胸が痛むの……――
部屋のドアの所に立っていたのは、ケンちゃんだった。
「…おまえら……」
ケンちゃんは、軽蔑したような冷めた目であたしたちを見つめた。
「…早く…服着ろ……」
バタンッ――!!
そう言って、ケンちゃんは勢いよく、部屋のドアを閉めた。
「こんな朝から何で来んねん…」
遊也は、自分の金色の髪をぐしゃぐしゃと掻き回した。
「ごめんね…」
「何でおまえが謝んねん…。いつかはケンたちにも話さなあかんやろ…」
「うん……」
わかってたのに
こうなる覚悟で
あたしは裏切ったのに……
何でこんなに胸が痛むの……――



![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)