幼なじみ〜first love〜

“遊也がいてくれて…よかった……”




絢音の言葉は

いつも俺の心を




グッと掴むんや……




俺には家族がいいひん




友達とおると楽しい




けど家に帰ればひとり…




俺なんかおらんでも

誰も困らへん




俺の存在意義って何やねん




「手当てまでしてくれて、ありがとっ」




おまえの笑顔が好きや




きっと…

どこにもいない…




こんなに好きになれるヤツは

もう二度と…現れないんちゃうかって




俺は、絢音の頬に手を伸ばして触れた。