「初めてだったの…遊也が……」
顔を上げた美月は、自分の腕で涙を拭いながら言った。
「初めて…一途に…誰かを好きになれたの……。こんなに誰かを好きになったことなんて、今までなかった……」
付き合ってから、しばらくして
美月の気持ちは、俺にも十分なほど伝わってきた…。
せやから
美月が別れるって言わんでも
俺はすぐに別れるつもりやった
「…俺は…美月を好きと思うたことは、一度もないねん」
「…ホントに一度もない…?キスしてる時も?エッチしてる時も?一緒に朝まで寝た時も…?」
「……ないねん…悪いな」
美月が一途に俺を
思えば思うほど…
美月の存在が重くなっていった
「あの子の何がいいわけ…?」
顔を上げた美月は、自分の腕で涙を拭いながら言った。
「初めて…一途に…誰かを好きになれたの……。こんなに誰かを好きになったことなんて、今までなかった……」
付き合ってから、しばらくして
美月の気持ちは、俺にも十分なほど伝わってきた…。
せやから
美月が別れるって言わんでも
俺はすぐに別れるつもりやった
「…俺は…美月を好きと思うたことは、一度もないねん」
「…ホントに一度もない…?キスしてる時も?エッチしてる時も?一緒に朝まで寝た時も…?」
「……ないねん…悪いな」
美月が一途に俺を
思えば思うほど…
美月の存在が重くなっていった
「あの子の何がいいわけ…?」



![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)