お化け屋敷を後にして、次は何に乗ろうか辺りをキョロキョロと見渡した。
「おまえいつか謝れよ?ゾンビ、おまえに思いっきり腹蹴られて、しばらくうずくまってたんだぜ?」
「だって…驚かすんだもん」
「それが仕事なんだからな。絢音は立派な業務妨害だぞ?…ったく…俺が謝っといたんだ。感謝しろよ?」
「ありがとっ」
あたしは、蒼の腕に飛びついた。
「ねぇ…蒼」
「…なに?」
「コーヒーカップ乗りたいなっ」
「げっ…!…わかったよ…」
この腕を…離したくない
ずっと…このまま
ふたりでいられたら……―――。
あたりまえのように
そばにいたけど
今ではそれも…叶わない願い
「おまえいつか謝れよ?ゾンビ、おまえに思いっきり腹蹴られて、しばらくうずくまってたんだぜ?」
「だって…驚かすんだもん」
「それが仕事なんだからな。絢音は立派な業務妨害だぞ?…ったく…俺が謝っといたんだ。感謝しろよ?」
「ありがとっ」
あたしは、蒼の腕に飛びついた。
「ねぇ…蒼」
「…なに?」
「コーヒーカップ乗りたいなっ」
「げっ…!…わかったよ…」
この腕を…離したくない
ずっと…このまま
ふたりでいられたら……―――。
あたりまえのように
そばにいたけど
今ではそれも…叶わない願い



![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)