遊也に連れられ、俺たちは男子トイレへとやって来た。
「誰もおらへん思ったら…おるわな」
「あっ!すぐに…出ます」
空気を察してか、トイレの中にいたうちのクラスの男子生徒が慌てて出て行った。
誰もいなくなった男子トイレで、俺と遊也は向かい合って立つ。
「何でトイレなんだよ……クセェし…」
「まぁ…クサイ仲っちゅーことで?」
やっぱり嫌いだ。冷めた目で遊也を睨みつけた。
「なんやねん…冗談も通じないんかい。イケメンボーイは」
「誰もおらへん思ったら…おるわな」
「あっ!すぐに…出ます」
空気を察してか、トイレの中にいたうちのクラスの男子生徒が慌てて出て行った。
誰もいなくなった男子トイレで、俺と遊也は向かい合って立つ。
「何でトイレなんだよ……クセェし…」
「まぁ…クサイ仲っちゅーことで?」
やっぱり嫌いだ。冷めた目で遊也を睨みつけた。
「なんやねん…冗談も通じないんかい。イケメンボーイは」



![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)