ふわふわ…揺れる


冷たくて…心地いい…




このまま…眠りたいな…




「コポコポコポ…」




―――絢音




誰かが遠くで呼んでる…




……絢音




やっぱり…誰かが呼んでる…




でも…すぐに聴こえなくなった




蒼の笑顔が目に浮かんだけど、

あたしの知る蒼はもういない。




誰もいない


誰もいない…




静かな光が差す世界にあたしは行くの……