「何で…何も言わねぇんだよ?俺って蒼の何なんだ?」
そう言ってケンは俺のネクタイをグッと掴んで、睨みつける。
「蒼が好きなのは、昔からたったひとりだろっ?好きで好きでどうしようもないくせに…」
「…だからだよ」
俺はため息をついた。ケンにごまかしは利かない。
絢音のことを…誰よりも
好きだよ。
今も…これからも。
「絢音を守るには、栞と付き合うしかなかった…」
絢音がこれ以上、泣かないように…
傷つかないように…
俺の気持ちなんて
どうでもいいんだ
絢音が笑ってくれたら…それでいい
そう言ってケンは俺のネクタイをグッと掴んで、睨みつける。
「蒼が好きなのは、昔からたったひとりだろっ?好きで好きでどうしようもないくせに…」
「…だからだよ」
俺はため息をついた。ケンにごまかしは利かない。
絢音のことを…誰よりも
好きだよ。
今も…これからも。
「絢音を守るには、栞と付き合うしかなかった…」
絢音がこれ以上、泣かないように…
傷つかないように…
俺の気持ちなんて
どうでもいいんだ
絢音が笑ってくれたら…それでいい



![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)