ケンちゃんは、何でもないと言って、話を途中で辞めた。
「とにかく、何かの間違いだろ…?」
「だってケンちゃんも見たでしょ…?手も繋いでたんだよ…?」
その時、屋上の扉がゆっくりと開く…。
そこにいたのは、蒼だった。
「おい、蒼!さっきのなんだよ…?栞ちゃんと付き合うわけないよな?だっておまえは…」
ケンちゃんの話を遮って、蒼は言った。
「付き合うことにした。夏川と…」
確かに聞こえた…蒼の声…
「とにかく、何かの間違いだろ…?」
「だってケンちゃんも見たでしょ…?手も繋いでたんだよ…?」
その時、屋上の扉がゆっくりと開く…。
そこにいたのは、蒼だった。
「おい、蒼!さっきのなんだよ…?栞ちゃんと付き合うわけないよな?だっておまえは…」
ケンちゃんの話を遮って、蒼は言った。
「付き合うことにした。夏川と…」
確かに聞こえた…蒼の声…



![春、さくら、君を想うナミダ。[完]](https://www.no-ichigo.jp/img/issuedProduct/10560-750.jpg?t=1495684634)