幼なじみ〜first love〜

美々ちゃんをひとり部屋に残し、ケンちゃんと蒼とあたしの三人は、リビングのソファーに腰掛けた。




「絢音っち…これ見ろよ…」




異様な空気が漂う沈黙の中、最初に口を開いたのは、ケンちゃんだった。




―――バサバサバサッ…




ケンちゃんは、テーブルの上に十数枚のポラロイド写真を乱雑に広げた。




「なに…これ…」




その写真に写っていたのは、美々ちゃんの写真ばかり…。その中には美々ちゃんの裸の写真もあった…。




「何これ…?ねぇ…ケンちゃんっ!」




何が起きたの…?恐怖で写真を握る手がひどく震え出す。




「絢音…落ち着け…」




蒼が隣で、興奮するあたしを鎮めるように強く肩を抱く。




なんなの…これ




「美々ちゃんに…何があったの…?」