振り出した雪の中 君は、笑っていた。 偶然なのか 運命なのか そこに 君は、いた。 ただ立ち尽くす自分に 笑顔で答えてくれた。 君は、 そっと僕が、落とした傘を拾って 「大丈夫ですか。」と 声をかけてくれたね。 一瞬の出来事で 何を話したか覚えてないが・・・ 「パラ パラ パラ。」 雪が降る。 強く 強く 雪が、降った。 僕は、自分の傘よりも 強く 強く 君の手をにぎった・・・冷たかった。