ミラーボールセブン

両者一歩も譲らず時間がだけが過ぎていき、このままじゃ近所迷惑だからと思い渋々ドアを開けると、あぁ寒かったと手を擦りながら入ってきた。

無言で不機嫌な私とは反対に暖かい場所に入れてご機嫌な良太。

「で、何?」

冷めたように問う私に一度咳ばらいをして真剣な顔で話始めた。

「結論から言うと、今樹里が思うてるような事はない。俺が男が好きなんちゃうかて思てるんやろ?」

「…違うの?」

「違う。俺は女が好きやし、樹里が好きや」

そう言い終わると、あの服装の理由を話してくれた。



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