うっかりさん(>_<)

「ところで春さん」

「なあに? 秋ちん」

「春さんまであたしをそう呼ぶのか? まあいいや。春さんさ、大事な宿題に限って、学校に忘れてきたりしないか?」

「えっ! ないよ!!」

パタパタパタ……

トタトタトタ……

「ほらっ、ちゃんとあるっ!!」

「うむ。春さんはちゃんとあるな。……夏」

「うえっ、私っ!? ちょっと待って!?」

パタパタパタ……

ドタドタドタ……!!

「ないっ、ないよ!? 私のないよぉっ!!」

「あ、うっかりさんだね、夏ちゃん♪」

「春さんに満面の笑みで言われたっ!? まさかの春さんに!!」

「さっさと取りに行ってこいよ、夏」

「うんっ!!」

がちゃ

バン!

ダダダダダ!!