「んっ・・・」






目を覚ますとそこには沖田さんが立っていた。






「沖田さん・・・?ここどこ?」






私は沖田さんの着物を掴み沖田さんに尋ねた。







「明日香さん、よく聴いて?あなたは元の世界に帰る時が来たのです。」







帰る・・・?






私は一瞬帰る事に躊躇いを覚えた。だけど近藤さんの手紙を思い出した。






「帰る時が来たんだね・・・?分かった。沖田さん途中まで一緒に行ってくれる?」







「えぇ、いいですよ。」








沖田さんはそう言うと私の手を握り歩き出した。








「明日香さん、私が行けるのはここまでです。」