――――― 「奈々………?」 あたしは 聞き覚えのある声に とっさに 振り向いた。 そこには… 直樹がいたんだ。 「直樹……?」 実物があまりにも かっこよすぎて 最初は 誰かわからなかった。 「奈々…!! ずっと 会いたかった!」 そう言って 直樹は あたしを ぎゅっと 抱きしめてくれたんだ。