天上のワルツが聴こえる

「でもね、リーファ」

優しく、アンドロイドは切り出した。

「夢見の能力を放棄すれば、あなたは、外でヒトとして生きていけるでしょう…」

いっしゅん、彼が何を言っているのか判らなかった。

アンドロイドは、たった今、あなた以外のリーファを認めないと言ったばかりではないか。

少女は、動揺した。

「いやっ!」

アンドロイドは、小さな少女の躰を、きゅっと抱きしめる。

「リーファ…。あなたを愛しています。わたしは、いつまでも、あなたを忘れません」

耳もとで、ささやいた。