天上のワルツが聴こえる

「あたし、忘れたくない!」

たたっ、とアンドロイドに駆け寄り、腰に抱きついた。

「リーファ…」

少女は、ちょっと躰を離して、彼を見上げた。

アンドロイドは、やりきれない苦しみに堪えているような顔をしていた。

少なくとも、少女にはそう見えた。