私、アリシア・エルブランカは久しぶりの寝起きの良い朝を迎えていた


目覚まし時計のけたたましい騒音が鳴ると同時に、私はそれを止めた


ベッドから起き上がり、背伸びをする

なんだかとても気持ちがいい

予備の目覚まし代わりとして、登録しておいた端末からアラームが鳴り始めた

「あっ、忘れてたっと」


本当はこの端末には長ったらしい名前があるんだけど、面倒だから端末と呼んでいる


端末のアラームを切り、ベッドに放った、次の瞬間、電話が来たことを知らせる音楽が鳴り響いた

端末の許可ボタンを押した
すると、ホログラム化された映像が、端末の上に浮かび上がった

「・・・アリシアさん、なにやってるの?」

「あっ、先生早いですね、どうかしたんですか?

ホログラム化され、可愛いちびっ子となって映し出されて先生は、おもむろに腕時計を見せて来た

それを目覚まし時計と照らし合わせる


「・・・・・・あ」





「うわああああああああああ、最悪だあああああああ!!!」


一日が始まった