卓也が亡くなって二年が過ぎようとしていた頃
久しぶりに卓也の夢を見た


『俺はいつでも麗奈のそばにいるから』


優しく髪を撫でてくれた


夢ではなく


本当に卓也がいた


なぜらな


卓也の温もりを感じたから




起きた時、いつもあたしの右側に寝ていた布団に卓也の温もりを感じた



いつもみたいに腕まくらして髪を撫でてくれたんだね