ツンデレ彼女を監禁して

後生に名が残るような戦いだった


――終わりにしよう


今まで頑張ってきたんだ


眠るように、俺はその場に倒れた


片手に掴んだチョコパイを彼女に渡して


「大袈裟ね」


「ばっ、大袈裟じゃねぇよ!マジで死ぬとこだったんだぞ!

会計すんのに指動かないから苦労したし。

店にいた奴らに、『うわっ、徒歩で来た人がいるぅ』みたいな目で見られたりさ。散々な目にあったんだぞ!」


正に激戦

吹雪に勝利しようとも、人の目という敵もあったのだから


勲章もんの戦いだ


だというのに、彼女はあっけらかんとしている


「それだけ喋れるなら、平気でしょ」


カッチーン、と金槌の音が頭で響いた気がした


こんにゃろー、人が寒さで倒れているからって、調子にのりやがって