ツンデレ彼女を監禁して

鬼だっ、鬼がいるよここにっ


白目を向きそうなほど、彼女の恐ろしさに驚愕してしまう


「ねえ、行ってくれる?」


しかもか、こんな時に限って眉間の皺がないし


ただし、俺が断った瞬間に三本ぐらい増えそうだ


「い……、行ってやるよ!――っくそ、死んだらお前のせいだかんなっ」



「はいはーい。お葬式には参加してあげるから。ほら、ダッシュ」


ぱん、と手を叩いてスタートダッシュを促す彼女


それを後押しとして、俺はぬくぬく天国から、極寒地獄に身を投じた


出て、一歩


「やっ、やっぱり嫌だーっ」


弱音を吐いて戻ってきたが


「行きなさい」


「………………了解しやした」


眉間に皺寄せする彼女がいるこの部屋も、ある意味地獄だった