その日モモちゃんは現れた 1人でじゃなくて― 女の子を連れて カランカラン 「2人だよ」 目の色は冷たいアオ あたしは自動的にに 一通りの接客をこなす 「アオ いつものつくってよ」 いつもの…? 「ごめんね 材料切れてて…」 あたしはとっさに嘘をついた マニュアルにのってない 「いつもの」は 今のロボットみたいなあたしには 作れないから…