「おい、君の連れだろ?応援しなくていいのか?」


シリアの勝利を確信してその場を離れようとすると、いきなり腕を掴まれる。


「あぁ、力の差は歴然だから。応援する必要はない」


腕を解きながら振り返れば、軍人から選出された1人。


確か、ヘキとか言う男。


お互いに勝ち進めば、準決勝で当たる男。


「それもそうだな。君たちは強いな」


「ありがとう」


一応、褒められたことに対し、素直に礼を言う。


警戒心を解かずに目を見つめ続ける。