宮本浩輔は僕に謝った。



今まで本当にすまなかったと。



もう今はそんな事はどうでも良かった。



今は朝里の事で頭が一杯だから。



僕は朝里の好きなケーキを買って病院へ戻った。



朝里が僕の帰りを待ちわびていた。



それが嬉しくて抱き締めてしまう。



朝里の好きなケーキを見せると可愛い笑顔になる。



朝里がケーキを美味しそうに食べる。



《研吾君美味しかったありがとう。》



『どういたしまして、喜ぶ朝里の顔が見れて嬉しいよ。』



僕は朝里の口についているクリームを舐めた。



驚く朝里が可愛くてそのままキスをした。



朝里が《研吾君すぐキスするんだもん》って嬉しそうに笑う。



『それは朝里が好きだからね。』



僕は恥ずかしがいもなく言う。



朝里の笑顔を見たくてつい構ってしまうんだ。



朝里、今なら真人からの手紙渡しても大丈夫かな?