おまえ、分かってないよ。 おまえが俺の事、特別に思ってくれてるのは知ってる。 でも、俺の方が、ずっとずっと、深くおまえを想ってる……。 咲が眠り続けてた間、俺の世界はモノトーンだった。 でも、今は色を取り戻してる事に気付き、思わず、フッ、と微笑んでしまう。 咲が俺を見た。 ちゃんと、話そう。 俺の気持ち。 どれだけ俺にとって、咲が掛け替えの無い存在か……という事を。