今までは、雄一君の言葉が心地よかったけど……これからは、多分、雄一君の全てが心地よくなっていくのね。 そんな予感を感じながら、私、フッ、と思い出した。 ルーのこと。 あれも……夢じゃない。 現実。 ヴィナス・アプロから捜し物をしに来た、ルー。 ルーが見つけたものは、私の中にある。 「……私も…… ──愛してる──」 気が付くと私、涙が止まり、笑顔だけになっていた……。