ヴィナス・アプロの伝言(メッセージ)


「ルー、待ってっ!
 私、まだ」


辺りの光が、段々、温かさを増してきて……。


ルーが遠ざかる気配がする。


「ルーっ! 待って!」


そう叫びながら、思わず手を伸ばしたけど……。



眩しい光が、私の意識を遠くへ飛ばした───。